うまさの秘密「ボトルクーラー」

「ボトルクーラー」という言葉をご存知ですか。そうですか、なかなかお酒にお詳しいようですね。

日本酒は、通常瓶詰の後で60度前後にまで加熱して、殺菌をします。酒の発酵過程を止めて、仕上がった味わいを保って流通させるためです。この加熱したあと、水をかけて瓶ごと酒を強制冷却するのが、ボトルクーラーです。

通常の自然冷却では、1日以上かかる時間を大幅に短縮して、20-30分で35度以下にまで下げます。この強制冷却で、日本酒が本来もっている味わいが、損なわれることなく瓶の中に保たれるわけです。

特別に酒蔵にお願いしてボトルクーラーを使った酒と使わない酒を用意してもらいました。左がボトルクーラーを使わなかった酒、右が使った酒です。

さて、違いは分かりますか。
意外とはっきりとした差を感じてもらえるはずです。ボトルクーラーを使っていない方は、ちょっとだれた感じです。使った方はすっきりとして引き締まった味わいになっています。

このボトルクーラーの効果が抜群であることはどこの蔵も認めていて、新潟県内では次々に導入されています。恐らく、ほとんどの酒蔵が導入することになるような勢いです。

水が違う

もうひとつ試していただきたいのが、この水です。左は地元の酒蔵が仕込みに使っている地下水。右は市販のミネラルウォーターです。
どうです。今は水が冷えているからあまり分からないかも知れませんが、口に含んで少し暖めてみると、違いが分かりませんか。
地元の仕込み水の硬度は46。ミネラルウォーターは300。灘の宮水は100前後といわれます。
硬度が低いとすっきりさわやかな味わいとなり、硬度が高いとコクのある味わいになります。水の面からでも、新潟の酒と灘の酒の味が違うことは分かっていただけるでしょう。
本当に日本酒は微妙なバランスの上に成り立っているものです。みなさんもこのさまざまな条件のもとで作り上げられた日本酒をじっくり味わっていただけますように。
試飲会は2月いっぱい続けます。月半ばには、もっと高価な酒も試飲用に口を切ります。どうぞお立ちよりください。

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